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2007年12月25日のクリスマス、史上初の総合葬祭会館で
ある小倉紫雲閣がリニューアル・オープンしました。
その隣接地に完成したのが、「月の広場」です。
太陽が神の生命のシンボルなら、人間の生命のシンボルは月です。
日ごと満ちては欠ける月は、生まれて老いて死ぬ、そしてまた再生する人の生命そのものなのです。
「月の広場」の設計は、北九州を代表する建築家である白川直行氏にお願いしました。
中央にある噴水(ムーン・プール)は、実際の月の満ち欠けによって可変するという、世界初の噴水です。
その周囲には四季折々に花が咲く木々を植え、「死」と「再生」をコンセプトにした庭園をつくりました。
そこでは、「月への送魂」も行うことができますし、噴水の周りのロータリーを霊柩車がゆっくり通ります。
それを輪になった参列者が見送ることによって、かつての「野辺の送り」のような「残心」のある出棺が可能になりました。
春は、桜の花びらが散ってゆく中を故人が見送られていきます。
夜には、月に向かってレーザー(霊座)の一条の光が放たれます。
そして、ひとつひとつの「死」が実は宇宙的な出来事であることを示すのです。 |
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