第2回
一条真也
「メールの作法について」

 

 今回はメールの作法についてです。
 今や、職場でも私生活でも、パソコンメールや携帯メールが大活躍しています。メールは時間や場所を選ばず、思い立ったときに仕事の内容や自分の気持ちを伝えることができて、とても便利ですね。
 しかし、注意することがあります。それは、人をほめるとき、叱るときなど、相手の心を直撃する言葉はメールには向かないということです。そんな場合は実際に会って口頭で言うことが一番、どうしても会えないときは電話が二番です。
 特に、メールで怒りを伝えるのだけは絶対にやめてください。なぜなら、メールとは記録が残るものだからです。「怒り」というマイナスの感情がいつまでも残されるのは避けたいもの。怒りをぶつけられた側が嫌な思いをするのはもちろん、怒った側も必ず後悔します。
 ほめるときもメールでないほうがいいです。メールでは細やかな感情がどうしても表現できません。たとえ、顔文字や絵文字を入れたとしてもです。相手が喜んでくれるような言葉のごちそうは、ぜひ、あなたの肉声で伝えてあげましょう。もちろん、愛の告白も。  絵文字といえば、最近は絵が動くデコメールも人気ですね。私事で恐縮ですが、携帯の機種を最新のワンセグに換えました。デコメールもできるんですよ。これまでもデコメを送って貰ったことはあったけど、自分で使うのは初めて。
 もう嬉しくて、いろんな人に送りまくっていたら、ある女性から「おじさんはデコメを多用しないように。」と返信されて、シュン・・・。  まあ、私はパンダとかクマちゃんとか、特にかわいいデコメを多用するのですが。それでも、別に他人に迷惑かけないなら、おじさんだって、デコメを使ってもいいじゃないですか。その彼女には、「私はおじさんではありません。アヴァンティ公認のダンディミドルです!」と、送り返してやりましたけどね。